というわけでなんと10年ぶりに10の位が1つ上がってしまいました。
このタイトルは実は3年前に思いついてずっと温めてきたわけですがまあ誰でも思いつきそうなもんですね!

さて、自分にとっての30代を振り返ってみると、それまでなんとなくCGIプログラムとかも書きつつ他のWebやDTPの作業に突然かりだされたりとよくわからない状態だったのが、ようやく本格的にプログラマ職として仕事をし始め、プライベートでは結婚してさらには父親にもなって、もっと個人的なところでは36の時に突然「30代のうちにフルマラソンを完走しよう」と思い立ちそれも実現できたなど、それ以前のモラトリアム街道まっしぐらだった20代とは打って変わって、なかなかのリア充な10年間だったと思います。

そんなかなりスロースターターだったおれにとっては、自分の人生を自力で転がし始めてまだ10年そこそこの未熟者なわけで、「四十にして惑わず」とか言われても「いやいやまだまだわたくしなんぞとんでもない…」などと思っていたわけですが、ここ最近になって、ちょっとだけ「ひょっとしてこういうことなのかな」と思えるようになってきたのでした。
どういうことかというと、まあなんというか、あまりがっつかなくなってきたな、というのがあります。それってただの気力体力の衰えじゃね、と言われればその通りなのかもしれませんが、無理に自分のキャパを押し広げようとしなくなりました。例えば具体的には、インターネット上でコミュニティに参加し始めた頃はとにかくいろんな人と知り合いになりたいとか、プログラマとして活動し始めた頃は何かすごいコードを書いて認められて有名プログラマになりたいとかいう欲求が強くあったりしましたが、最近はべつにそういったことにはあまり興味がなくなりました。また30そこそこの頃は、当時在籍していた会社の方針もあって、ただプログラマとしてだけじゃなく、営業もディレクションもマネージメントもマルチにこなせるようにならなければならない、などと考えていたこともありましたが、今ではそういったことは自分の仕事ではないと割り切るようになりました。

こう書いているとなんだか自分の限界を自分で決めてしまっているようで、いかにも消極的に思えるかもしれませんが、そういうことではないのです。それは、自分の能力を発揮できるフィールドはどこなのか、ということがはっきりわかってきたということです。自分の適正に合ったことを実現するために必要とする努力に対して、合わないことをできるようにするために必要な努力はけた違いに大きいことはまあ誰でも想像できることだと思いますが、そこに無理に力を注ぎ込むことにあまり意味を感じられなくなったのです。努力してもそれに見合った結果を得るのが難しいとわかっているのであれば、自分が一番能力を発揮できるフィールドでそれを最大限発揮できるように努力するほうがいいじゃないか。他の人が得意なことは他の人に任せて自分にできることを伸ばしていけばいいじゃないか。そう考えるようになったのです。

ただ、そのフィールドがどこなのか見つけるのは困難で時間のかかることなので、20代30代はみんないろいろ試行錯誤をくりかえすわけですね。人によっては早い時期にそれを見い出すことに成功することもあれば、なかなか見つけられない人もいるでしょう。でも40くらいになるとまあだいたいわかってくるよね、というのがまあいわゆる不惑ということなんだろうな、と勝手に理解することにしました。でもあながち間違ってないんじゃないかと思ってます。

そんなわけで、これはべつに停滞とか諦めとかもうチャレンジしないとか、そういうことではないのです。自分がやりたいことをがんばれば、きちんと結果が付いてくるはずということで、今後はそこに対してこれまで以上に真剣に向き合っていきたいと思っています。そう考えることは無駄なストレスもなくてとても楽で、そしてとても楽しみでもあります。自分はこのフィールドにおいてまだまだ成長できると思っているし、可能性は無限にあると思っています。さらには、たまにそこからちょっとはみだして、無理のない範囲で幅を広げることもしたいとも思ってます。べつに何かでNo.1にならなくてもいいし、競争とか他人はどうだとかは関係ありません。これからは「毎回ちょっとずつ自己ベストを更新する」というのを目標にして、40代もまた充実したものにしたいと思うのでありました。

と、そんな立派なことを書いてはみたものの、実際はまだまだ煩悩まみれのブレまくりです。上で書いてきたことはまあ言いかえてみれば、これからも今まで通りだらだらとやってくぜってことの正当化ですね。あと、とりあえず40代でやりたいこととして考えてるのがバンドかなと思ってます。まあ家族もあるしそんなに定期的にスタジオ入ったりとかは難しいとは思うんですが、たまにジャカジャカやって遊びたいなーと思ってるんですが誰かつきあってくれませんかね。